心理学の思考法の一つに「リフレーミング」という用語があります。
心理学を勉強した方や、研修を用意してくれる会社員の方は聞いたことがある方も多いと思います。
ここでは、キングダムに用いられるリフレーミングのコミュニケーションを紹介してきます。
リフレーミングのことがわかっている方も、いまいちわかっていない方も、キングダムに興味がある方はこの記事を読み進めてみてください。
リフレーミングとは⁉
リフレーミングは、コミュニケーション心理学の一つです。
リフレーミングを使うことで、ネガティブなこともポジティブなこととして捉えやすくなります。
以下のようなネガティブな要素をポジティブな視点に変えるということです。
| ネガティブ | ポジティブ |
|---|---|
| ① 短所 ② 不安 ③ ピンチ ④ 不快 ⑤ 辛い | ① 長所 ② 期待 ③ チャンス ④ 心地よい ⑤ 楽だ(楽しい) |
リフレーミングは、思い込みを見直すことで、自他への影響を変えるいくことができる素晴らしい技術なのです。
例えば、あと少しのところで電車に乗り遅れてしまったことを想像してください。
「開けてくれてもいいのに」「なんでもう少し早く出なかったのか」などストレスを感じると思います。
そこで受け止め方を変えてみてください。
「次の電車がくるまでゆっくりコーヒーを飲む時間ができた」「スケジュールを整理する時間ができた」「友人に電話する時間ができた」
ストレスを抱えてその後を過ごすよりも、リフレーミングした方が、圧倒的にプラスになります。
ピータードラッカーの「コップの水理論」も有名ですね。

目の前に半分水の入ったコップがあります。
このコップを見て
「水が半分しか入っていない」と考えるのか
「水が半分も入っている」と考えるのか
人によって認識が異なります。
コップの水は量は同じでも捉え方を変えると、イノベーションのチャンスにつながります。
前者の回答は不安の感情となり、後者の考え方は安心の感情となります。
そういう意味では後者の考え方の方がよいですね。
コップの水理論では、「半分入っている水」に加えて「半分空であるコップ」「コップの大きさ」「その水はおいしく飲めるのかどうか」を見る視点があるかどうかが、大事だと私は思います。
どう捉えるかも大事ですし、いろいろな視点をもっているかによって、ビジネスのチャンスは大きく変わってきます。
また、リフレーミングを使うことは、どのような効果をもたらすのでしょうか?
リフレーミングの効果は「モチベーションが上がる」「自信がつく」「人間関係がよくなる」などが上げられます。
ここで、いよいよキングダムで使われているリフレーミングについて紹介してきます。
キングダムでリフレーミングが使われている場面
まずは、飛信隊の松左によるリフレーミングを紹介します。
<引用 キングダム 12巻> 乱戦中でもリフレーミングを使う松左
馬陽の戦いで、飛信隊は、超軍の知将馮忌(ふうき)をどさくさに紛れて打つよう王騎に命じられる。
岩陰を進み本陣横までは来たもの、本陣を守る兵は大勢でなかなか進めない飛信隊。
渕副長が「道のりはあと半分、力を振り絞れ」と檄を飛ばす。
モブ兵が「まだ半分かよ」というのに対して、当時、伍長の松左は「バカバカもう半分かだろ」という。
松左は半分という事実を、「もう半分きた」と捉えることによって、メンバーに勇気を与えます。
メンバーのモチベーションが上がり、また、前に進みだすことができます。
まだまだ先が長いという捉え方で戦うのと、あと少しという捉え方で戦うのでは、どちらが成果が出やすいか明らかでしょう。
松左は、メンバーが力を発揮できるよう、リフレーミングを使っていたのです。
それを乱戦の中で、さらっとやるところがカッコイイですよね。
次は、飛信隊の信のリフレーミングを使う場面です。
<引用 キングダム 32巻> 函谷関の戦いでリフレーミングを使う信
蕞の戦い6日目、城壁を埋め尽くすほど押し込んできた超軍。
絶対的にピンチを迎える秦軍。
こんなとき「ピンチだから何とか踏ん張れ」なんて、役に立たないことをいってしまうリーダーも多いだろう・・・
なんと信は、圧倒的不利な状況こそ、自分たちが力を発揮できると再認識させ、いまこそ本領発揮できるチャンスであるとメンバーに気づかせる。
「やっと本気で戦えるぞ、やったぜ!」と発想の展開をしてメンバーを鼓舞する。
信は、リフレーミングの天才か⁉
信のリフレーミングによって、飛信隊のメンバーは「本気か」「アイツはバカか」など言いながら、疲れていても気力を振り絞り、実力以上の活躍ができました。
ポジティブシンキングとの違い
物事をプラスに考えればよいのかという点でいうと、ポジティブシンキングと何が違うのか、という疑問を持ちます。
似ている部分もありますが、思い込みをの脱却、現状打破、人間関係の改善につながりやすいのは、リフレーミングです。
<引用 キングダム 20巻> 初日惨敗したがポジティブに考え強引に奮い立たせる秦軍
山陽の戦いの初日。
秦軍は、魏の老将玄峰の策にまんまとはまり惨敗。
大きな犠牲を出した
2日目の朝、信と王賁が相手を退かせたという点を強引にまつりたて、歓声を上げた。
ポジティブシンキングにより、最低限の士気は保たれたというべきか・・・
このケースは、状況を解決する新たな視点や発想が生まれているわけではないので、リフレーミングではなく、ポジティブシンキングというべきですね。
まとめ
このように、リフレーミングとは、状況の枠組みを変えることで新たな視点や発想の転換につなげることができるコミュニケーションの技術です。
ポジティブシンキングは、ネガによる心の腐敗を防ぎ、一時的なマインドを維持するもの。
状況の捉え方を変え、固定観念から抜け出したり、新しい発想につなげたりすることによって、課題解決にアプローチしたものがリフレーミングです。
キングダムでもリフレーミングが使われている場面が結構ありますので、好きなキャラの言動を真似てみましょう。
そうすればあなたもキングダムで活躍できます(できるビジネスパーソンになれます)!




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