「戦略が描けていない、戦術がバラバラ、全く現場が動かない」・・・
これらは、組織で聞くことが多い言葉です。
会社組織ではなぜ戦略が失敗しやすいのか、なぜ実行することができないことが多いのか・・・
おそらく、戦略をつくり、戦術を考える段階で失敗しています。
ここでは、キングダムでも、戦略から戦術を作る3つのポイントに絞って考察してみることにします。

あっ、一般的なビジネスの戦略の立て方のポイントが知りたい人は、ググってね
戦略を立てる人はもちろん重要
一つ目は、「戦略を立てる人」「戦術を組み立てる人」についてです。
営業戦略を立てるは誰でしょうか?どういう人選をしてますか?
現場叩き上げの営業部隊だけでやったり、現場の見えていない企画部だけになってませんか?
内情が全く分からない、外部のコンサルタントに任せきりになって、絵にかいた餅のオンパレード・・・
誰が戦略を立て、誰が戦術を練るかはとても重要です。
キングダムでの秦が戦略を立てる場面では、やっぱり軍総司令の昌平君がメインとなってきます。
<引用:キングダム 19巻> 山陽攻略の戦略を練る昌平君
中華統一を目指す秦にとって、昌平君は貴重な存在。
中華全体を鳥の目で俯瞰してみることができる優秀すぎる人物。
これから秦が中華統一する上での超重要拠点「山陽」を攻略する戦略を練る。
しかし、趙の李牧はその上をいっており、秦が山陽攻略に成功した後に、まさか秦国が大ピンチに・・
※鳥の目、虫の目、魚の目という多角的なものの見方はあまりに有名ですが、また、別の機会に紹介します。
戦略はあらゆることを踏まえて立てる必要があります。
組織ビジョンの理解、市場と顧客、トレンドと未来予測、自社の強み弱み、競合の動き、リスクとリターン、全体リソース・・・
戦略が成功したあとの未来創造、万が一戦略が失敗したときのリスクの最小限にするリカバリなど、未来を予見する能力も大事ですね。
感覚や直感も時には必要なのですが、それは戦略を立てるときではなく、戦術や戦法を組み立てるときでしょう。
実際に、戦いが始まると、現場の将たちで軍略会議が行われます。
会社でいうと、プロジェクト会議、役職者会議といったところでしょうか。
<引用:キングダム 35巻> 著雍の戦いで作戦会議で自分の策を提案する王賁
軍略会議は、将軍~5,000人将ぐらいのメンバーが招集される。
それぞれの軍の軍司や将の参謀も参加することもしばしば・・・
戦況に合わせて、作成変更や戦術変更、軍の配置などを将たちと合意していく。
実際のビジネスがはじまる状況なので、戦略を実行するために、どう現場をマネージメントしていくか、思考錯誤していくわけです。
現場の状況把握(顧客、自社、競合)、優先順位、リソース配分、リスクヘッジ、士気・・・
戦略というより、作戦と戦術を考えるフェーズなので、現場感がとても重要になってきます。
参加する人は、リーダーシップ、マインド、コミュニケーション力、問題解決力、創造性などの農六が求められるます。
つまり、管理職(部長、課長など)に必要な能力ということになります。



キングダムの軍略会議を見ていると、黙っている会議参加者の無力感を痛感するね・・・
目標により戦略が決まる
二つ目は、「目標と戦略の関係」についてです。
ゴール(目標)によって、戦略というのは変わるものです。
日本一を目指すのか、甲子園出場を目指すのか、地区大会ベスト8を目指すのか、ただ楽しくやればよいのか・・・
目指すところによって、練習方法、練習量、環境整備、費用、人材登用において、戦略が変わってきます。
企業でも目指すところは様々です。
キングダムでいうと、中華統一を目指すのか、ただ生き残るだけなのか・・・
戦でいうと、敵の将を討つのか、城を落とすのか、敵を全滅させるのか・・・
将を討つことが目的ではないという媧燐 <引用:キングダム 29巻> 目的・目標を改めてはっきりさせる媧燐
函谷関の戦いは乱戦で、目の前の敵や将を討つことばかりに注目が集まっていた。
そんな中、媧燐は、戦いの目標を「函谷関を突破する」ことに向けて、戦略を立て、戦術を次々に実行する。
媧燐の作戦に圧倒され、秦軍は大ピンチに・・・
「目的は一つだが、手段は複数ある」ことを証明した媧燐。
戦場全員が目の前のことで必死だったため、敵味方全員が度肝を抜かれた・・・
媧燐って、戦いの天才⁉
目の前のことをこなすだけになってしまっている組織は、そもそもの目的と最終的なゴールを定めた方がよいですね。
方法は一つではありません。新たな戦略を作ったり、戦略を変えたりする必要があるかもしれません。
また、中小、零細企業では、「そもそもウチには戦略なんてない・・・」と感じている方もいらっしゃると思います。
大抵は以下のようなパターンでしょう・・・
・いつまでにどの基準を達成するという明確な目標がないため、戦略が不要
・達成しても達成しなくてもどっちでもよい行き当たりばったりな目標なため、戦略が不要
ずっと同じことの繰り返しであるため、戦略を立てません。
残念ながらこういう企業が大きく成長することはないですよね・・・
実行する人材は適切か・・・
三つ目は、戦略を「実行する人材」についてです。
せっかく優れた戦略を立て、どれだけ実行可能な戦術を作っても、実行する人材が適していなければ、台無しになります。
戦略の理解度が高さ、忠誠心、状況判断、メンバーを動かすマネージメント力、経験・・・
キングダムでも、重要な戦いの総大将を決めるのは、注目を浴びます。
<印象:キングダム 11巻> 馬陽の戦いは守の要素が大きいため蒙武が総大将になる
ことに反対する昌文君
一気に攻めてくる超軍に対して、侵略を食い止めなければならない場面。
呂不韋は蒙武を総大将にするように進言するが、昌文君が止めにかかる・・・
この馬陽の戦いでは、「攻」ではなく「守」を求められる戦いとなることから蒙武よりも相応しい人物がいるという。
軍総司令の昌平君もあの男を呼んでいた・・・
「攻」と「守」、両方を兼ね備えた王騎が総大将として任命されることになる。
難易度が高い業攻めの総大将が一番大事だという河了貂 <引用:キングダム 46巻> 業攻めは3つの連合軍、総大将を務めることになった王翦
趙の虚をつく大作戦である業攻めはとても難易度が高い戦となる。
河了貂も総大将の人選が一番大事であると言い切る・・
業攻め総大将は、王翦が任命された。
昌平君が場合によっては用意した作戦は捨ててよいといわれるほど、先が見えない超難関の戦となった。
負けない戦ははじめないという王翦は、このときから勝利へのシナリオが描けていたということになる。
おそらく王翦以外の将軍では、途中撤退か、全滅の末路となっただろう。
戦略を理解し、戦術を実行するにあたり、誰がリーダーとなり、メンバーを動かしていくかは、とても重要です。
社内でもプロジェクトリーダーを決める場面などあると思います。
その戦略の難易度、市場の状況、競合の状態、リソースの規模、戦略の方向性、戦術の種類、によって、適切な人が変わってくるはずです。
役職的にあの人でしょとか、この人が空いているからとか、安易に決めるとプロジェクトがうまく進まないことがあります。
結局、戦略を確実に実行に移せる人材でなければ、意味がありません。
プロジェクトのリーダー(総大将)は、あなたのいる組織の中から人材を選ぶのです。
だからこそ、日頃から社員を教育し、豊富な人材を確保できている状態にしなければなりません。。
まとめ
今回は、戦略から戦術を作る3つのポイントを、キングダムの例になぞって、解説していきました。
まとめると
となりました。
視野の広い優秀な人物が目的に合わせて戦略をつくる・・・
リーダーシップが強い人物に戦略を理解させ、戦略に落としていく・・・
言葉で書くのは簡単ですが、いざ組織で成果を上げるのは大変ですよね。












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