キングダムでは戦略を立てる場面が描かれています。
会社でも戦略が素晴らしいとか、戦略が立てなおせとか、色々な場面で出てくると思います。
ここでは、戦略を立てる上での大切と言われていることをキングダムを通じて紹介していきます。
戦略を考える前に・・・
戦略を立てる前に、絶対に必要なことがあります。
絶対に必要なこととは、「目的と目標がしっかり定まっている」か確認することです。
「何のためにやるのか」という目的、「いつまでにどこまでやるのか」という目標があって、その実現のために戦略が紐づきます。
戦略とは目標達成のためのシナリオのことです。
ビジネス場面では「戦略=中期的に策定される、企業の方向性」の意味で使われます。
また、似たようなことばに、戦術があります。
戦術とは、実行可能な具体的な作戦や手段のことです。
例えば、何の目的もなしに、食事でダイエットをするという方向性(戦略)を立てる人は、いませんよね。
必ず、目的があります。
例えば・・・
目的(何のために)・・・健康的な体で長生きをする
目標(どこまでやるか)・・・1年以内に10㎏減量する
戦略(目標達成のシナリオ)・・・食事制限でダイエットをする。
戦術(具体的な手段)・・・1日2食にする、寝る3時間前は食べない
また、戦術が成り立たっていない戦略ではだめです。
上の例でいくと、昭和以前に「医療でダイエットをする」という戦略を立てても、具体的な方法がなく、戦略⇔戦術が成り立たなかったでしょう。
令和に入ると医療ダイエットも増えてきて、吸引やサプリを飲むといった戦術が成り立つようになりましたね。
戦略や戦術は複数ありますし、目的のためなら目標だって、複数になることがあります。
大企業に勤めている人は、降りてくる目標が多すぎる・・・と嘆いた経験も大いにあるでしょう。
そう、企業は目的を達成するためなら、売上上げて、利益上げて、顧客満足度を上げて、未来の人材を育てて、環境問題に効力して・・・目標はたくさん出てくることもありますね。
要するに、目的・目標・戦略・戦術はセットで捉えておく必要があります。
図にしておきますので、あなたの組織でどれかがもれていないか、戦術が成り立っているかなど、チェックしてみてください。

キングダム的に説明すると・・・
いよいよ、キングダムを用いて、具体的に紹介していきます。
今回は、私の大好きな戦である、鄴攻めを例にします。
秦の軍総司令である昌平君の起案で、趙の西部攻略から、王都圏にある鄴を攻略する方針になります。
<引用:キングダム 36巻> 嬴政に鄴攻め戦略の実行を直訴する昌平君
<引用:キングダム 46巻> 李牧を出し抜くためには突飛な戦略が必要と訴える昌平君
当時の趙攻略は、趙を西側から攻めるもの戦略。
そこで無謀ともいえる王都圏の鄴攻めを立案する昌平君。
なぜ、常とう手段ではなく、賭けの戦略に出たのか・・
それは「トップ嬴政の目的と目標」があるからである。
秦の目的=戦争のない世の中にする
秦の目標=15年で六国制覇し中華統一する
昌平君は現状の戦略では趙攻略に10年以上かかり目標達成が困難であるとはっきり伝える。
さらに、「期待値」と「リスク」を説明。
戦略変更によって、趙攻略に3年(3倍の期間短縮)。
一方、危険な賭けで全滅を覚悟しなくてはならないリスクもあるが、これぐらいでないと、強敵の李牧を欺けないと、進言する。
戦略は王都圏にある鄴を攻め落とすことですが、それを実現させる戦術が必要になります。
<引用:キングダム 46巻> 昌平君を中心に業攻めの戦術を練るが活路が見いだせない
<引用:キングダム 46巻> 兵站の課題に対して真逆の発想でも考える昌平君
全体の戦術を練っていく文官4人。
昌平君、昌文君、介億、蒙毅の頭脳をもってしても、兵站が絶たれてしまう課題に直面・・・
実行可能で勝算がある戦術が成り立たなければ、出陣のゴーは出ない状態であった。
昌平君は、兵站が絶たれるリスクをどこまで取れるのか、誰にも見えていない糸口を見つけようとする。
結果、鄴攻め攻略の全体戦術(作戦)が出来上がる。
昌平君が立てた戦略と戦術は以下の通りです。
◆戦略
趙西部の攻略をおとりに使い、兵站を確保しながら、鄴を攻め落とす
◆全体戦術
・軍略に秀でている王翦将軍を総大将とし、桓騎軍、楊端和軍の大連合軍で挑む
・最前線の黒羊まで兵站をつなぎギリギリまで鄴攻めであることを隠し通す
・王都圏の入り口である列尾を落とし、兵站を確保し続け、鄴を攻め落とす
・戦局によっては、総大将王翦の判断で、攻略法を変えてよい。
順調に列尾を落としたところで、戦局に問題が発生します。
<引用:キングダム 47巻> 李牧の策に対して3つの選択を提案する蒙恬
李牧の策によって、意図的に列尾が奪われやすいことに気づく将たち・・・
列尾を奪わてしまったら、兵站が絶たれ、敵に包囲されて全滅の危機に陥る・・・
昌平君が立てた戦略、戦術は崩れてしまう。
中心となる将軍たちが集まって、戦略、戦術の変更を検討する。
列尾の守りを厚くするか・・城を強くするか・・退却か・・
しかし、王翦と桓騎の思考は他のメンバーとはレベルが違います。
第4の選択肢を出す桓騎 <引用:キングダム47巻> 鄴を実際に見て攻め落とせない完璧な城という王翦
いち早く李牧の策に気づいた王翦は、鄴を自ら偵察。
あまりに強固な城を見て、「攻め落とせない」と察する。
戦略と戦術を練り直す王翦・・・
桓騎も第4の選択肢があるといっていたが、王翦の策で鄴攻めを実行することになる。
戦略は「鄴を攻め落とす方法ではなく、〇〇攻めで鄴を落とす」に変更。
それに伴い、戦術も一部変えることになり、王翦はそれに向けて仕掛けを進めることになる。
※ネタバレが強くなってしまうので、どう変わったかは本編参照。
鄴を落とすことは変わらないけれども、戦略をアレンジしたことで、戦術もかなり変わりました。
鄴攻めでの王翦の知略のすごさで、私は一気に王翦ファンになりました。
戦略・戦術は誰が考えるか・・・
戦略や戦術は誰が考えるべきなのでしょうか?
正解はありませんが、知力が高く、総合的な判断力が高い人が一般的には考えるでしょう。
社内外のリソース、市場の動向、競合の情報、リスクとリターンを理解している人で、柔軟性も必要となります。
時には、ずる賢さや泥臭さも必要です。
キングダムでいうと、あたり前ですが、信よりも蒙恬、蒙武より昌平君、龐煖より李牧の方が、戦略や戦術を考えるのには向いています。
<引用:キングダム 23巻> 飛信隊は信の作戦で負けばかりの飛信隊
千人将になったばかりの飛信隊は羌瘣が抜け、作戦を信が考えていた。
さすがの飛信隊も戦略、戦術を考え、作戦を遂行する人材がいなければ、負け続き・・・
隊員からも信が作戦を立てているから、負けるんだといわれてしまう。
<引用:キングダム47巻> 烈尾城で軍略会議に軍司の河了貂を同席させている信
軍略会議に信以外の他の将たちは、知力も十分なので、単独で集まっている。
信は自分の知能のお助け人として、河了貂を同席させている。
頭の悪いことを自覚しているので潔い。

戦略・戦術を脳筋の人ばかりで立てたら大変なことになるよ
戦略や戦術を考えるには人選が大事ということです。
まとめ
戦術がない戦略は、絵にかいた餅(ファンタジー)・・・
戦略がない戦術は、現場が混乱(カオス)・・・
そういう現場はうまくいくわけがありませんし、たまたまうまくいったとしても長続きしません。
戦略と戦術は相互に絡みあっていなければなりません。※戦略と戦術の間を作成といったりもする
まとめると
となります。
私もいつか、競合や市場がどよめく、鋭い戦略、巧みな戦術を立案してみたいですね。
皆さんもキングダムで戦略、戦術を学んでみてはいかがでしょうか⁉















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